俳優のジャンル分け

俳優について

一般的に人々が目にする機会の多いドラマや映画はもちろんのこと、ミュージカルやお芝居の演劇など俳優が作品の世界観を表現するものは数多く存在します。

そのため一言に俳優と言ってもそれぞれに特徴や得意分野が必要となっています。

そんな中で業界人か世間一般か誰が定めたかは定かではありませんが「〇〇俳優」という言葉が横行しています。

それによってなんとなくどんなタイプの演者なのかをジャンル分けしているのですが、実際にどのようなジャンルがあるのか、〇〇に入る言葉をいくつか紹介していきます。

さまざまなジャンルの俳優

・実力派

演技そのものに実力がある演者のことを言います。

作品には必ず監督がいます。

作家と監督がイコールになることもあればそうではない場合もあり、それぞれに作り上げたい作品の理想があります。

それを汲み取って自分なりの役を演じることを求められるのですが、監督や作家から求められる要件のプラスαを加えた演技をすることができる人を実力派に分類することが多い傾向にあります。

歴が長い人ほどこのジャンルに分類されることが多いのですが、実際は年齢は関係なく実力のみを見て判断されます。

・カメレオン

どんな作品にも独特のストーリーや世界観があります。

そのため役になりきるというのはそう簡単なことではないのですが、いくつかの作品をこなしていく内に自分の得意分野が出来上がっていってしまい、そのイメージから大体固定された役を依頼されるようになってしまいがちです。

そんな固定の流れを無視して様々な役を演じることができる様がまるで体の色を臨機応変に変えるカメレオンのようであることからこのジャンルができました。

・若手

新人、若手、ベテランとその歴からつけられるような呼び名ですが、線引きが非常に曖昧です。

特に若手という言葉は難しく、芸歴がある程度長くても年齢が若いという理由だけでも若手と言われますし、逆にある程度年をとっていても芸歴が浅ければ若手と言われます。

新人という言葉から抜け出すのは比較的早いのですが若手からはなかなか抜け出せず悩んでいる人も多いようです。

どこからが若手でどこからがベテランなのかは判断が難しく、若手という言葉がとれてただの俳優になればやっと成長したと感じられる人もいるようです。

・イケメン

最近多いのがこの呼び名でしょう。

特に若い男性が俳優デビューした際などに多くつけられる言葉で、まるでアイドルのような扱いを受けているという印象があります。

もちろんどういう人をイケメンと感じるかは人それぞれなのでシビアに判断することはできないのですが、ブレイクしているあるいはしそうな人にはなんでもイケメンとつけておこうというような風潮が見られます。

見た目が評価されるというのは良いことなのですが、それは逆を言えば芝居を評価されていないということです。

芝居も評価されている人はイケメンという言葉ではなく別の言葉をつけられることが多いので、芝居によって評価してもらいたいという演者にとっては手放しでは喜べないという現状にあります。

・個性派

作品には必ず主演がいるように、その周りでストーリーの展開をより盛り上げるための脇役が存在します。

その脇役というのが実はとても大切で、視聴者の印象に残るような演技が求められます。

脇役として活躍している人はどんなに実力があっても主演というよりは脇役に抜擢されます。

それは決して悪いことではなく、作品を盛り上げるのが上手だと評価されていることと同じなのです。

コミカルな役からシリアスな役まで幅広い役を個性的に演じることができる人は主演の次に覚えてもらいやすいポジションでもあります。

俳優としての今後の可能性

もちろんこれ以外にも様々なジャンル分けがありますが、すべてが適切に選ばれた言葉かどうかと言われると疑問が残ります。

たとえばそれほどイケメンではないにもかかわらずイケメンという言葉をつけることで女性人気を集めようという戦略的な部分が垣間見えることもありますし、若手とは言いながらも子役時代から芸能界にいるため新鮮味が感じられなかったりという違和感は多々あります。

つまり世間がつけたイメージではなく業界が戦略的につけているという部分が多少なりともあるということなのです。

どんなタイプの俳優が好きかというのは好みが別れますが、ある程度ジャンル分けをされていると見ている側としても新規開拓がしやすいというメリットもあります。

私の場合は個性派の人が好きなので、そのジャンルに分類されている人の作品を見ると大体記憶に残る作品になります。

人によってはアイドルよりもイケメンの演者にハマる人も多いでしょう。

こういったジャンル分けによって新たな楽しみ方ができるという点では良いことなのですが、そのすべてが正しいわけではありませんし、海外の演者から見れば理解できないと思われるものでもあります。

つまり日本では実力だけではなくキャラクターのイメージも大切だということです。